いやぁ〜すごいニュースが飛び込んできました。

ケンドリック・ラマーが『DAMN.』でピューリッツァー賞 音楽部門受賞


ピューリッツァー賞と言えば優れたジャーナリズムに送られる最も権威のある賞というイメージでしたが、音楽部門もあるのですね。過去にはウィントン・マルサリスも同賞を受賞したようです。

2018年(第60回)グラミー賞では年間最優秀アルバム賞にノミネートされるも、授賞式でまさかのブルーノ・マーズ『24Kマジック』受賞。ちょっと音楽に詳しい人なら誰もがありえない!!とガッカリしたことでしょう。
"ヒップホップは年間最優秀アルバム賞は取れない" とほぼ通説になっていたものの、『DAMN.』が取らずして何がとる!と改めてグラミーの存在意義を疑いました。それほどクオリティの高いアルバムだったのです。

(注)ブルーノに文句を言っているわけではありません。わかりやすい音楽で多くの人を魅了する王道系スターも必要です✨

が、ここにきてアメリカで最も権威のあるピューリッツァー賞受賞のニュース!
賞が全てではないけれど、その筋から認められたという事実が嬉しい。やはり見識者達の目は節穴じゃないのですね
グラミーを取るよりすごいことだし、誰もが取れるわけではない。ケンドリック本人はどう思っているのかわからないけど、本当に素晴らしいことです!歴史に残る偉業✨


(一部引用)
受賞の基準は「アメリカの生活を描写した」「卓越したものである事」。
ピューリッツァーは、ケンドリックの『ダム』が受賞した理由を「そのあまりに洗練されたアルバムは、特有の言葉使いにより真実が描かれた、リズミックなダイナミズムに溢れた曲により統合されていて、現代を生きるアフリカ系アメリカ人の複雑な人生を捉えながらも痛烈にその場面を提示しているから」と説明している。


2018年 ピューリッツァー賞の発表映像
ケンドリックの発表は9:59から。
発表している人も嬉しそう。すっごいお茶目な笑顔🎵うるっとした...😢


2018年受賞者一覧
http://www.pulitzer.org/prize-winners-by-year/2018

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詩人、思想家、哲学者、活動家、そして何よりも真のアーティスト、ケンドリック・ラマー!おめでとう🎉✨


先日来日したプリンスに所縁のあるレイラ・ハサウェイがラジオ番組に出演した時、ケンドリック・ラマーについて語っていたのでご紹介しますね。

 ズバリ
  "スーパー・リアル" なところがウケている
 
 ・コンプトン、カリフォルニア、アメリカで黒人として一人の男性がどのような生活を送っているかを描写しており、曲を聴けばそれがわかる。まるで歴史の授業を受けているみたいだ。
・表現した上で、さらに踊れるようにしているところがスゴイ


これからもケンドリックの快進撃は続くだろうと締めくくっていました。


ケンドリックのリリック(歌詞)を理解するには、アメリカの社会情勢や文化的背景の知識がないと難しいかもしれないけど💦フジロックまでに読み込んで、一緒に吠えるつもりです!💪