ジョニ続きで、祈りの歌「Shine」を。

偶然にも、バラカンビートの「プリンス追悼特集」で、最後にジョニのこの曲をかけていました。

(ご参考)
2016年4月24日「バラカンビート プリンス特集」でのプレイリスト 
  プリンスが歌う「A Case of You」もかかりました

今回は引用が多いです

(『ロックの英詞を読む ー 世界を変える歌』ピーター・バラカン著 より一部引用)

詩人といえるミュージシャンは多くありません。その中でも、ジョニ・ミッチェルは、真の意味で詩人、そしてアーティストといえる存在でしょう。

この曲で彼女は、この世のあらゆるものに慈悲の「光」を当てるように歌っているのですが、その対象は人間の愚かさに対しても向かいます。本来許してはいけない諸悪の根源のようなものにさえ、同じように光を当てるように求めているのです。


果たしてそれは皮肉なのか、真剣にそう考えているのか。ジョニの一歩引いたところで世の中を見る姿勢は、あらゆることに行き詰まってしまった絶望的な時代を乗り切るための、精神的な余裕を与えてくれているようにも感じます。 

ジョニ・ミッチェルは、ソングライターとして、画期的というより革命的な人間でした。圧倒的な音楽の才能、妥協をしない強い生き様、恋多き女性としての姿 ー これほどクールで、やることが様になるミュージシャンは他にいないでしょう。

JONI MITCHELL SHINE



めちゃくちゃになってしまった世界、そしてその世界で行き場を失ってしまった人たちに向かって「神の祝福あれ」と歌う。


  Oh let your little light shine(あなたの光が当たりますように)
  Shine on...(に光が当たりますように) と羅列していく
         *your = 神


本当に素晴らしい曲。
以前、ジョニのトリビュートコンサートの動画を観ていたら、ヒラリー・クリントンが功績を讃えるスピーチをしていてビックリしました!やはり偉大なアーティストなのですね。

(タワレコ「bounce」ピープルツリー ジョニ・ミッチェルより一部引用)


プリンスは『Sign 'O' The Times』(87年)に収録した“The Ballad Of Dorothy Parker”で、ジョニの“Help Me”(『Court And Spark』に収録)の一節を引用している。つまりジョニにオマージュを捧げているのだ。そんな彼の『1999』(82年)から『Black Album』(87年録音)までの軌跡は、『Court And Spark』から『Mingus』までのジョニの軌跡に重ね合わせることができる。つまりプリンスは、〈革新と前進〉を身上とするジョニのスピリットの、真の継承者と言えよう。

ジョニ・ミッチェルといえば、独特な変則チューニングによるギター奏法が有名。そういや以前、ライ・クーダーやジョニと同じイヴェントに出た布袋寅泰が、他の誰よりも不思議なギターを弾いてたジョニに釘付けになったっていう話をしていた。音楽家からしても、相当変なことをやってる人に映るのだろう。理論に従って、ではなく、あくまで自由な発想でユニークな音を追いかけるように弦のチューニングを変えていったジョニ。

おや、ジョニはウッドストック・フェスには出演しなかったのですね!
「Woodstock」〜 ジョニ・ミッチェルが60年代”最後の夏”に捧げた鎮魂歌 〜

ジョニとのツーショット
Joni1

















プリンス照れとる。やっぱりジョニは一枚も二枚も上手だわ
ジョニの前ではプリンスも単なる若造
Joni2