9月27日(水)テラス・マーティンのビルボード東京 2ndステージを観ました。

ケンドリック・ラマーの歴史的名盤『To Pimp A Butterfly』を聴いて衝撃を受けて以来、このアルバムに関わったアーティスト、すなわち数曲プロデュースしたテラス・マーティン周辺の新世代ジャズ・アーティスト(ロバート・グラスパー、カマシ・ワシントン、フライング・ロータス、サンダーキャット、ロナルド・ブルーナーJr.、ジョセフ・ライムバーグ他)を追いかけているわけですが....
プリンス周辺のアーティストも追いかけてるから(時々カブってる忙しいったらありゃしない💦

あるジャズ・ミュージシャン曰く、現在、ジャズ史上最も才能あふれる若者達が出てきているそうです。

久々にやって来ました、ビルボード東京♪
テラス1



















テラス・マーティン、どんな人なのかな?
この画像を見る限り、のんきな顔してて、やり手のプロデューサーには見えないが...

(キャンディス・スプリングスのインスタより)
キャンディスのセカンドアルバムをプロデュース。
ブルーノート社長ドン・ウォズの提案と思われる





早めに会場入り
テラス2



















うぉぉぉ〜
ステージ中央、テラスの真ん前!ち、近すぎるっ💦
テラス3



















開演前のBGMは主にロバート・グラスパーの「Black Radio」ストークリーをフィーチャーした「Why Do We Try」も流れていました 

客層は20代〜60代くらいまでで圧倒的に男性多し。クラブDJや音楽業界人っぽい人が多かったなぁ。同じテーブルに座ってた男性は、ノートを取り出しメモを取ってた。うわっ、文字ギッシリ👀  ジャズ評論家か何か?


21:30開演

テラスは中央に置かれたキーボードの前に座り、演奏を開始。ヴォコーダーを自在に操り、サックスも吹く。マルチ・アーティストですね。

テラスを円陣で囲むようにバンドメンバーが座って、演奏。

【来日メンバー】
テラス・マーティン / Terrace Martin (Saxophone, Vocoder, Keyboards)
キーファー・ジョン・シャックルフォード / Kiefer John Shackelford (Keyboards)
マーロン・ウィリアムズ / Marlon Williams (Guitar)
ブランドン・オーウェンズ / Brandon Owens (Bass)
トレバー・ローレンス / Trevor Lawrence (Drums)
ローズ・ゴールド / Rose Gold (Vocals)
ワイアン・ヴォーン / Wyann Vaughn (Vocals)
チャチ / Chachi (Vocals)


メンバー同士の連携がよくとれており、それぞれの演奏を見守っている感じがよかったです。

テラスはリーダーとして、メンバーに話しかけたりちょっかい出したり、MCもよく喋る喋る。お芝居見てるみたいだった いや、むしろスタジオ・セッションをのぞかせてもらってる感じかな。普段もこんな風に周りとコミュニケーションをとりながら、サウンドを作っていくんだろうなぁ。

この発言を思い出しました👇

「俺は音楽は1人でやるべきじゃないものだと思っている。音楽は利己的なものではないと信じている。」 
(出典:http://playatuner.com/2017/04/terrace-martin-talks-loyalty/

クインシー・ジョーンズの頃とは変わりましたね。時代はプロジェクトベースのコラボ型。


さて、全体的な印象は、LAの黄昏時のメロウなジャズという感じでしょうか。途中から女性ボーカル2人が加わってソウル調になり、最後は男性ボーカル 兼 ラッパーが加わってヒップホップ調でケンドリックと繋がった✨ アレンジもセンスが良くて洗練されています。が、サーストン・ムーアのライブを観てオルタナ熱が復活🔥した自分には、ちとお洒落過ぎたかな? 何となくサラっとしたBGM的な曲が多くて、耳に引っかかりがないというか... 良い意味でもっとクセというかアクが欲しかった。


女性ボーカルがマイケル・ジャクソン「I Can't Help It」を歌うと、会場は大盛り上がり(グラスパーと同じでマイケル好きらしい)。やはり名曲というのは、一瞬にして場の空気をガラリと変えますね。曲の持つパワーはすごい

その後テラスがMCをしている時だったか、メンバー紹介をしている時だったか、ドラマーがお遊びでプリンス「Housequake」 冒頭部分 タッタ タタタ タッタッタッ....🥁を叩いたのを聴き逃さなかった👀。自然にやっちゃうところがニクい。きっとプリンス派だったのね

ケンドリック・ラマー「Real」も演奏してくれて大満足

それにしても、、席が近すぎて、テラスが視線落とすといちいち目が合い恥ずかしかった
でも、胸の前で両手でオープンハート❤️を作って、顔を見ながら歌ってくれた時は嬉しかったなぁ♪ (注:周りは男性ばかりだったため)

品川プリンス・ステラボール公演でのグラスパーみたいに、「音楽って素晴らしいだろう?」とオーディエンスに音楽で語りかけていました。


テラス個人の印象は、お喋りで、ノリが良くて、気さくなお兄さんって感じ。思ったより小柄で、首や腕にタトゥーがいっぱいあった。オーラは感じなかったな
母親(恐らく家族も)を本国から連れてきており、オーディエンスに紹介していました。

「ママも 来てるの?」と口パクで聞いたら
「イエーース」と何度も嬉しそうに深くうなずいてた。

今回はお茶室や日本庭園のあるプリンス高輪に宿泊したようなので、親孝行できたことでしょう。人柄の良さを感じました。

が、ひとたび音楽になるとアイデアが次から次に出て、皆をうならせるキレッキレッの曲を作るのだから、やはり並々ならぬ才能をお持ちの方かと。

今度はアルバムをきちんと聴いてから行きたいな。日本が好きみたいだから、来年も来てくれそう♪


(ライブレビュー記事)
テラス・マーティン、新プロジェクト参加メンバーを引き連れた来日ツアーがスタート


【後日追加】

来日時の映像👇

お母さんと奥さんを連れて散策したのね。

The Deuce (feat. The Martin Family Trio)



メイキング映像👇

ネブラスカ州オマハ出身の父親カーリー・マーティン氏がドラムを演奏しています。
「日本に滞在していた時、レコードショップでジミー・スミスの『The Sermon』を見つけた。スマホにダウンロードして、ヘッドフォンをつけて日本の街を歩いたんだ。日本の人達はアートや音楽を愛し、ブラック・ミュージシャンにもとても良くしてくれるから、日本のファミリーにお返ししたいと思ってこの曲を作った。「I love you」と伝えたくてね。」