8月7日 キザイア・ジョーンズ、ブルーノート東京公演 ファッション編 つづき
今回はソロ公演ということで、それ故にアーティストとして生身の姿がむき出しになるわけですが...
キザイア・ジョーンズ、思った以上にすごかった
いい男過ぎて頭がぼーっとして、最初の2曲くらいは頭に入ってきませんでしたが...
肝心の演奏は、この日は2本のギターを使って弾き語り。まず超絶テクに唖然。口ぽかーん(感動の度合いがこれでわかる)。コードを押さえる左手と、弦をスラップする右手の両手が自由自在に動きまくる。弦のしなりがすごい。切れるんじゃないかってくらい。こんなの初めてみた👀 手が細くて綺麗だなぁ。繊細な手。
足元にエフェクターが沢山あったのには驚きました。ギターのボディ部分を叩いてドラム音っぽくしたり、低音を響かせてベース音っぽくしたり、一本のギターで自由自在にここまで表現できるなんて驚異。超絶テクとか超越してる、もう自分の体の一部って感じ。
このギターを弾いているときは、諸国をまわって演奏する琵琶法師に見えた。
形も琵琶に若干似てる気がする... かっちょええ〜
あ、琵琶はこっちか。今回は使ってなかった
ボーカルのテクもすごい。
マイクが2本並んで置いてあり、1本にはエフェクターがかかっていて、ハーモニーがかかりコーラスになる。一体一人で何役やってんだ(笑)。
曲の合間にキザイアのトークが入りますが、かなりシャイみたいで、斜めに被ったハットから見える顔は少しうつむき加減、足は貧乏ゆすりしながら、早口で話していました。緊張していたのでしょうね。
キザイアのアルバムは1stしか聴いたことがなかったので(しかも25年前!)、初日のセットリストを見てもよくわかりませんが、この日も1stから結構演奏してくれたみたいです。
特に印象に残った曲を。
キザイアはフランスとイギリスに住んでいましたが、現在はナイジェリアに戻って暮らしているそう(ルーツ回帰かな?)。
「ナイジェリアって聞くとだだっ広いアフリカのイメージがあるかもしれないけど、僕が住んでいる所は都会で、ガヤガヤと活気があるんだよ。」とキザイア。それから「KPAFUCA」を演奏。アフリカっぽいアレンジの曲です。
キザイアの曲はどことなくアフリカやスペインっぽいテイストが入っているので、野性味があって独特。歌の節回しなんかも、欧米のアーティストとは一味違う。そこが魅力ですね
「THE INVISIBLE LADDER」は1stアルバムからの曲。アツい演奏の後「音楽ってハイにしてくれるよね(高揚させてくれるよね)。僕はハイにしてくれる音楽が好き」とキザイア。
そして初日にはやってくれなかった「Joy In Repetition」。
今か今かと待っていましたが、、最後のほうでとうとうやってくれました!祈りが通じた😭🙏✨
ブルーの照明、後ろからスモークがたかれる中で、キザイアの姿が浮かび上がって、神々しく見えた✨ 先日公開されたパフォーマンス映像よりも演奏がかなり長くて、渾身の歌声、魂がこもっていて、ずっとずっと良かったです。一瞬プリンスが降りてきたのかと思った(カバー音源はこちら カッコイイ〜)
やはりいい曲といのは、一瞬にして場の空気を変えるパワーがありますね。お客さんもぼーっと聞き惚れていました。
演奏の後「プリンス・ソングだよ。深い歌詞だよね。」とキザイア。お客さんも拍手喝采、大喜び。
「来年、バンドを連れて戻って来るよ。」と言い残し、1時間弱で退場。
後ろを通ったとき、思わず「You are great!!」と大声で言ったら、キザイア、クスっと照れながら「Thank you.」と
それから戻ってきてアンコール。
もちろん大ヒット曲「RHYTHM IS LOVE」。
(初日の1st公演では演奏していない。その場で何を演奏するか決めるタイプらしいが、どんだけ自由なんだ!)
キザイア、立ち上がってお客さんとコール&レスポンスで大盛り上がり。
ダイナミックで骨太なギター演奏を見ていたら、ふと、ジミ・ヘンドリックスってこんな感じだったのかなぁ...と思ってしまった。
演奏が終わるとお客さんはスタンディング・オベーション。
そして、今度こそ本当に退場。
拍手喝采の中、後ろを通る。この感動、何か言いたい、何か伝えたい。キザイア、バーカウンターのお姉さん達の奇声に気をとられながらも、さっそうと歩いて行く。
「プ、プリーズ...(どうしよう、行っちゃうよぉ。)」
「プリーズ (大声出したらキザイア戻ってきてくれた)
カムバーーーック トゥ ジャパン、ネクストイヤー」
「I will.」 (しっかりと目を見てこう答えた。誠実な人っぽい)
そして、どちらからともなく手が出て握手(斉藤由貴と主治医もこんなカンジだったのかな?)
ギターを奏でる黄金の右手!!大きくてしなやか。ドキドキしたよぉ〜〜
皆さま、どうぞお笑いください。
が、恥ずかしがっている場合ではございません。
人生は一期一会。
今伝えておかないと、二度とチャンスが来ないかもしれないのですから。
相手も自分も1年後にはどうなっているかわからない。状況が変わっているかもしれない。
いつだって”今”しかないのです!
キザイア、野性味がありながらも、高貴な雰囲気をまとう、真のアーティストでした。演奏も歌も超一級で、まさに至福の時間✨✨✨ 来年も行こう♪
Blue Note <アーティストからのメッセージ> キザイア・ジョーンズ
うわ、読みづらい...
To All my Japanese fans Tokyo
We see you all next year with full afro blue funk XXX trio.
Peace.
Keziah Jones