ミシシッピ・デルタ...  聞いたことあったけど、具体的には知らなかった。
* 興味のある方はウィキペディアでどうぞ。

さて、『約束の地、メンフィス 〜 Take Me To The River 〜』を観てきました。

一言、音楽って素晴らしい!✨ 

レジェンドが沢山でてきてそれだけでも感涙モノですが、、

ジャンルを超えた融合、ジャム・セッションの素晴らしさ、アメリカ音楽の歴史、次世代への継承、人種問題、レコード・レーベル STAXレコードの隆盛と崩壊...

いろんな事が盛り込まれています。
ブルースやソウルファンだけでなく、全ての音楽ファンに見ていただきたい作品です。
アメリカ音楽の懐の深さに驚くこと間違いなし!

メンフィス

























公式サイト:http://www.curiouscope.jp/Memphissoul/
 * 予告(TRAILER)もあります。

(作品紹介)
テネシー州メンフィス。ここでは多種多様な音楽が生まれ融合し、また、数々の“生ける伝説”と呼ばれる世界的ミュージシャンたちを輩出してきた。彼らを今一度この故郷に呼び戻し、人種や世代・ジャンルを超えて新たなレコーディングを行い、メンフィスの音楽と精神を現代の世界に再び送り出そう――この破天荒なプロジェクトの過程を追ったドキュメンタリーである本作。ブッカーT.ジョーンズやメイヴィス・ステイプルズ、惜しくも収録後にこの世を去ったボビー・ブランドやスキップ・ポッツといった巨匠たちが次世代を担う若者に音楽を継承する貴重なセッションの数々を、名門スタックス・レコードの盛衰に象徴される黒人差別の歴史と絡めつつ綴っていく。偉大なる先人たちがプレイの秘訣を惜しげもなく伝授してゆくシーンが印象深く、過去から現代へ粛々と受け継がれるこの地の“ソウル”がスクリーンから溢れ出す。音楽の本質を垣間見せてくれる感動作。


いくつか印象に残ったシーンを。

・なぜアフリカ系の人達がブルースやソウルを歌うことになったか?
→ 奴隷として農園で作業をする時に、口を利くことを禁じられていた。だから、歌で意思の疎通を図るようになり、それがやがてブルースに発展した。

・ソウル
魂の叫び”を真っ直ぐ歌ったものだから(Straight from the heart)、こんなにも人を感動させる。

・ヒップホップは一大潮流
ソウルの楽曲に途中ラップを挟んでレコーディングしていましたが(スヌープ・ドッグも出演)、もはやヒップホップは避けて通れないのかもしれませんね。ケンドリックの曲を聴いていても、ラップと歌の境界線があいまいになってきている印象を受けます。

そして、メイヴィス・ステイプルズがめっちゃ元気!!
ステイプル・シンガーズで一緒に歌っていた姉のイヴォンヌも出てきます。まさにレジェンド✨

他にも思い出したら、追記しますね。


メンフィスが見直されているのでしょうか?日本人キャストでミュージカルも上演されるようです。
ミュージカル『メンフィス』
1950年代のメンフィスで当時タブーとされた黒人の音楽であるブルースを、ラジオやテレビ番組に紹介した実在の白人ラジオDJデューイ・フィリップスの半生を描いたミュージカル。2010年のトニー賞で作品賞を含む4冠を獲得した。
http://natalie.mu/stage/news/225359


そういえば、プリンスのHitnRun Phase Twoは珍しくブルース色が濃いですね。心境の変化があったのかな。