「壁抜け」じゃないけど、本当に優れた演奏はあるところでふっと向こう側に「抜ける」 んです。ジャズの長いアドリブでも、クラシック音楽でもある時点で、一種の天国的な領域に足を踏み入れる、はっという瞬間があるんですよね。
〜 『みみずくは黄昏に飛び立つ』 川上末映子 訊く/村上春樹 語るより引用
プリンスの「パープル・レイン DELUXE」を聴いて、この言葉を実感しています。
今月観たロバート・グラスパー公演でも"抜けた"。一気に天国に連れて行かれた✨
やはりミュージシャンは楽曲を聴いてこそ、ですね。
当たり前の話なんですが、、
毎日プリンスのニュースを浴びるほど読んでいて、ふと立ち止まってしまいました。
そもそも、自分は良い音楽を聴いたり、映画を観たりできればよくて、アーティストのプライベートなんてどうでも良かったよな、、と。偉大なアーティストはその凄まじい才能ゆえに、どこか欠落していたり、人格が歪んでいたりするのが常。だって、フツーの人と同じわけがない!だから好き
...と思いつつも、プリンスのことはまだまだ追いかけてしまいそうですが...
明日発売の「ロッキング・オン」にプリンスの記事が掲載されます!
●PRINCE
レコード会社との軋轢、自身の快楽主義、宗教への帰依――私たちを魅了し、惑わせ続けた稀代のアーティスト、プリンスがその真意を述懐した2004年のインタヴュー。加えて、本人が生前にリマスター監修した『パープル・レイン DELUXE』のレヴューも
https://rockinon.com/news/detail/162909
渋谷陽一さんのレビューだと嬉しいなぁ。。
パープルレインDisk2のダンスエレクトリックが、正にここでお書きになっている様な印象でした。
うねるビートに連れられて、どこか違うところへ連れて行かれてしまい、久しぶりに彼の音楽に泣かされました。
音から溢れ出るエネルギーが、若々しくて真っ直ぐで、でも屈折していて、とにかく野心的で、パワフルで。
泣くしか無かったです。
ロッキングオン、チェックしないといけませんね。
ペイズリーパークのレポートなど、大変ありがとうございました。
いつか行く時に、本当に参考にできそうで、心強いです。
前にも申し上げたかもしれませんが、記憶が定かではないので、改めてもう一度お礼をと思いました。
私が行く頃には、ラズベリーさんの訳したガイドがペイズリーパークで採用されているといいなぁと思っています。
では、失礼します。