明日からJuneですね...


Hi, Prince,

Yeah, it's June...
Makes me think abou you

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『Hitnrun Phase One』
の最後に収録されている曲。浮遊感があり、一人まどろんでいる感じが好きです。『Art Official Age』に引き続き、ジョシュア・ウェルトンが共同プロデューサーとして参加したのですね。ナットク。

JUNEHitnrun Phase Oneより)

Pasta simmers on the stove in June
Makes no sense yet
But it will soon

6月にコンロの上でパスタが煮えてる
まだワケがわからないけど
じきにわかるだろう

Conversation starters come way 2 hard
Nobody wants 2 B the martyr
Playing the wrong cards
Y did U come 2 this planet
Y did U come 2 this life

会話のきっかけを上手く切り出せない
誰だって犠牲者にはなりたくないから
間違った切り札を出してね
なぜ君はこの惑星に生まれてきたの?
なぜこの人生を送っているの?

How can u be everybody's dream & still be
  somebody's wife
Tell me what did U have 4 lunch 2day
That's right
How would eye know

皆の憧れの人生を生きながら
まだ誰かの妻でいられるのかい
今日のランチは何だったのか教えてよ
そうさ
どうして僕にわかるんだい(わかるはずないだろう)

U’re off somewhere being free
While eye starve in the lonesome cold
R bodies got used 2 each other
Now they r used 2 the sound of Richie Havens Voice
  on the vinyl spinnin’ round and round

君はどこかへ出かけて自由を満喫してる
僕が一人お腹を空かせて寒さに凍えてる間
僕達の体は互いにしっくり馴染んでた
今やリッチー・ヘブンスが歌うサウンドに馴染んでる
グルグル回るレコードから聴こえてくるサウンドに

Sometimes eye feel like eye was born way 2 late
Shoulda been born on the Woodstock stage
But eye’m just here waiting & waiting & waiting

時々思うんだ 生まれるのが遅すぎたと
ウッドストックのステージで生まれるべきだったのに
でも今ここにいる 待ちながら、待ちながら、待ちながら

Somebody famous had a birthday 2day
But all eye saw was another full moon
What's that-something’ burnin’ on the stove
It must b the pasta
Yea, It’s June

今日はある有名人の誕生日らしい
でも僕の目に見えるのはいつもの満月だけ
コンロの上で焦げているのは何?
パスタだね
そう、今は6月





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(訳注)
* Makes no sense yet
 But it will soon ... (make sense)  が省略されている

* martyr ... 殉教者。犠牲者

* Woodstock ... 1969年8月に3日間にわたりニューヨーク郊外で開催された伝説のウッドストック・フェスティバル
(Woodstock Music and Art Festival)のこと。
「Love & Peace(自由と平和)」をテーマとし、アメリカの音楽史に残るコンサートになると同時に、1960年代アメリカのカウンターカルチャーを象徴する歴史的なイベントとして語り継がれている。(Wikipedia情報を参考)

プリンスの誕生日は1958年6月7日なので、すでに生まれていました。
次に出てくるリッチー・ヘブンスのように、もっと早く生まれてウッドストックで演奏したかった。そのステージで真のミュージシャンとして誕生(デビュー)し、目覚めたかったということなのかもしれません。

ちなみに、ペイズリーパークの編集室(プリンスが映像をチェックした部屋)の映像用ラックに、ライブ・ドキュメンタリー映画ウッドストック 愛と平和と音楽の三日間のVHS全2巻があり、おや?と思い手にとって見てしまった  また、入り口付近には、映画BIRDメトロポリスのポスターが額に入って飾ってありました。

* Richie Havens ... リッチー・ヘブンス(1941年1月21日 - 2013年4月22日)。NY出身のフォークシンガー、ギタリスト。ウッドストック・フェスティバルのオープニングで歌ったことで有名。(Wikipediaより一部引用) ちなみに、最終日のトリを務めたのはジミ・ヘンドリックス。

* But eye’m just here waiting & waiting & waiting ... 何を待っているのか?と憶測を呼ぶフレーズですが、単純に彼女が戻って来るのを待っているのではないでしょうか。あるいは、何かが起きるのを待っている、何かが変わるのを待っている、ということでしょうか。

* Somebody famous had a birthday 2day ... 自分の誕生日のことではないでしょうか。6月はプリンスの誕生月です。

(注意)
・歌詞の和訳は私が意訳したものなので、間違った解釈、誤訳などがある可能性もあります。ご了承ください。
・和訳は趣味で引用しており、歌詞の配布を目的としておりません。訳詞の転載はご遠慮ください。


プリンス、誰かに横恋慕してたのかな。彼女と気まずい雰囲気になって、一人家で待つ。パスタをゆでながら、しばしまどろむ。

パスタが焦げるまでの、数十分間の思考の流れを描写した歌詞だと思われます(あくまで歌詞の上で)。文学に「意識の流れ」といわれる手法がありますが、それを思い出しました。ここでは「内的独白」(interior monologue)に当てはまるのかな。
私もウッドストック・フェスをナマで観たかった!



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